第29話 運動会〜その4〜


 引き続き。
 葉月島ハンター&猫モンスターVS文月島ハンター&犬モンスター運動会IN葉月島葉月町葉月小学校校庭。

 キラの大逆転により、只今の得点は。
 猫組479点、犬組440点。
 猫組リード中。

 リレー・女子の部に続き、今度はリレー・男子の部。
 さらに差をつけてやろうと、リュウ一行の男たちは立ち上がる。
 ただし、また問題起こされても困るのでグレルは除く。

 リュウとリンク、レオンが他の選手と一緒にスタートの前に並ぶ。
 応援するために、ミーナとグレルも一緒についてきた。
 キラは只今、どこかで犬モンスター2匹に制裁中。

 選手たちを見渡したリュウ。

「人間は俺とリンクだけ……」と、思ったのだが。「うわ、ちげー」

「うわ、ほんまや」リンクの目が丸くなる。「ゲールがおんで」

「ゲールって、キラが苦手な人だよねぇ?」レオンがリュウとリンクの視線を追って、ゲールを見つける。「あの、前髪が長い人? 肩からタスキかけてるってことは、アンカーだよね」

「せやな。ってことは、あの人、足速いんか!」驚きに、リンクの目がさらに丸くなる。「超一流変態でも、さすがは超一流ハンターやなっ…!」

「うーん、でも、あれだな」グレルが少し眉を寄せる。「何だか妙な雰囲気した奴だな」

「というか」ミーナが口を挟んだ。「あんなに前髪長くて、前見えるのか? 相変わらず、顔の半分が隠れているぞ。……って、おおっ? ゲールが髪結ぶぞ!」

 ゲールがヘアゴムを取り出し、キラを除くリュウ一行は興味津々と見つめる。
 リュウ一行の視線を集める中、ゲールが肩まである毛と、顔の半分を隠している前髪をかき上げて結んだ。

「――!?」

 ゲールの顔を初めて見たリュウ一行、衝撃。

「えっ!? ええ!?」ミーナは腕でごしごしと目を擦り、もう一度ゲールに目をやった。「…しっ、信じられんっ!! リュウに負けず劣らずの良い男だぞ!!」

「俺も驚いたぜ」リュウの顔が強張る。「まさか優男だったとは……」

「うーわー」リンクの顔が引きつる。「ごっつショックやわ。何でおれよりええ男やねん……!」

「すげーな、オイ」グレルの目も丸くなる。「変態やってなきゃ、えらいモテたんじゃねーか?」

「ほ、本当だね」レオンが同意する。「な、何で変態なんてやってるんだろう」

 目を丸くしてゲールを見つめるリュウ一行。
 あまりに凝視していたものだから、ゲールが気付いてやって来た。

「…やあ、久しぶりだね…」

「ねえ」リュウ一行は声を揃えた。「あんた何で変態やってんの?」

「…生まれつき持ったものは変えられないのだよ…」ふふふ、と笑い、ゲールが続ける。「…さっきのキラには驚かされたよ…。…キラの能力は飛びぬけているから、調査には入れないけどね…」

「おう、キラは調査から抜いておけ。ていうか」リュウは訊く。「あんたアンカーなんだよな?」

「…そうだよ…?」

「んじゃ、俺とやり合おうってんだな? 足に自信あんのかよ」

「…そういうわけじゃないんだけどね…。…文月島ハンターの皆に、推薦されてね…」

 それってつまり、文月島を代表して良いほどの俊足の持ち主ってことだろうか。
 葉月島代表の、リュウと同様に。

 ゲールが続ける。

「…ねえ、超一流ハンター・リュウ…」

「なんだよ、超一流変態・ゲール」

「…君が私に買ったら、良いものをあげよう…」

「は?」リュウは眉を寄せた。「良いもの?」

「…ふふふ…。…良いよー、良いものだよー…。…でも、私が勝ったらキラを1日私に貸してほしい…」

「あぁ…!?」リュウの顔が怒りに歪む。「キラを貸せ、だ!? ふざけてんじゃねえ! 何考えてんだ、てめえ!!」

「…ふふふ…。…そんなの決まっているじゃないか…。…再び、そう、再びあの日(第15話)のように、私を血まみれにしてほしいのだ…!」

「…………」

 この、ド変態が。

 リュウ一行はゲールから一歩引いた。
 ちなみに、とリュウが訊く。

「期待はしてねーけど、訊いてやる。俺が勝ったらくれる良いものって、何だよ」

「…それはね…」

 と、ゲールがリュウの肩を組み、そのまま引っ張ってその場から数メートル離れた。
 猫や犬たちの耳にも聞こえないように、リュウの耳元で囁く。

「…び・や・く…(ハート)」

「は?」

 媚薬だって?

 リュウは眉を寄せた。
 ゲールが続ける。

「…なんせ超強力だからね、飲み物に一滴垂らすだけで効果絶大だよ…? …今夜のキラは、み・だ・れ・ちゃ・う…(ハート)」

「……。…乗った」

「…ふふふ…。…そうこなくっちゃ…。…交渉成立、だね…」

「絶対負けねーぞ!!」

 と、突然声をあげたリュウ。
 リンクたちは目を丸くした。

「お、おい」リンクが動揺したように訊く。「ど、どうしたん、リュウ。そんなにほしいもんやったんかっ? 負けたらキラを貸さないといけんのやでっ?」

「俺は負けねえ!!」と、自信満々にリュウ。「絶対に勝ぁぁぁぁぁぁぁつ!! そして……!! ふっふっふっ……!!」

 どうやらよっぽどゲールに甘い誘惑をされたらしいリュウ。
 壊れかけている。
 前話のキラに負けないくらい、顔が崩れている。

 そんな中、リレー・男子の部が始まる。
 女子の部と同様、第一走者は400m、第二走者は600m、第三走者は800m。
 そしてアンカーは1200m走る。

 リュウチームの第一走者はレオン。
 グレルは参加させないが故に人数が1人足りなく、第二走者も続けてレオンが走る。
 レオンが合計1000m走ったあと、バトンは第三走者のリンクに渡る。
 そしてアンカーはリュウだ。

 リュウがレオンの背を押す。

「よし、行って来いレオン。頼んだぞ」

「は、はいっ!」

 緊張しながらも、レオンは気合を入れてスタート地点に並んだ。

 飛び出す態勢になり、よーい……!

 パァン!

 ピストルの音と共に沸き立つ声援の中、レオンは飛び出した。

 マッハで走って走って走りまくる。

 まったくもう、皆は勝負好きなんだから!
 すーぐ燃えちゃって、付き合う僕は大変だよ!
 でも!
 付き合った以上、僕だってがんばるよ!
 誇り高いブラックキャットとホワイトキャットの間に生まれた僕だって!
 ちゃんと誇り高い猫なんだ!
 種族の違うモンスターになんか、負けたくないよ!

 葉月ギルド長が実況する。

「先ほどのリュウの愛猫キラちゃんに続き、葉月島超一流ハンター・グレルの愛猫レオン君もがんばっています! 稀少なミックスキャットのレオン君! 現在1位だ! 速い! 速いぞレオン君! さすがは主が熊! いや、バケモノだ! おおーっと、ここで第二走者に渡るはずが、レオン君のバトンを待っている者がいません! レオン君そのまま走ります!! がんばれ!! がんばれレオンくん!! がんばれええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 第三走者のリンクが、緊張した面持ちでスタート地点に並ぶ。

「レ、レオン、1位か…」と、リンクは苦笑する。「おれでビリになったらごめん……」

「許さねーよ…!?」と、リュウ。「最低でも2位で俺にバトンを渡せ。いいな!?」

「さ、さっきの女子の部見てたやろっ? 800mダッシュは、人間にはきっついでっ!」

「うるせー、俺は1200mダッシュだ。800mくらいで情けねーこと言ってんな!」

「おまえみたいなバケモノと一緒にすんなや」

 リュウとリンクが揉めている傍ら、ミーナはこちらに駆けて来ているキラに気付いた。
 レオンの様子を見ながら、ミーナのところへとやって来る。

「おお、おかえりキラ」と、ミーナはキラの着ているタンクトップに目をやった。「犬、殺したのか?」

 キラのタンクトップには、明らかに返り血を浴びたあとが付いていた。
 キラが言う。

「ただいま、ミーナ。殺してはいない。主が悲しむからな。それより」と、キラは再び走っているレオンに顔を向けた。「レオンは1位か。すごいではないか。次はリンクだな?」

「うむ、リンクだぞ。でも何だかビリになりそうなこと言っているぞ」

「よし、私に任せろ。そんなこともあろうかと、策を準備していたのだ♪」

「おお」ミーナが声を高くした。「さすがキラだぞ。それで、その策とは何だ?」

「良いか、ミーナ。人間というものは、危機に遭遇すると肉体が己の限界を超えるのだ。よって、私は友に協力してもらいリンクを危機に陥れる作戦を作っておいたのだ♪ よーく見ておくのだぞっ♪」

 と、キラがどこかへと走って行った。

 その一方、リュウが声を上げる。

「おい、リンク! レオンが来たぞ! 絶対2位以内で帰って来い!! いいな!?」

「む、無理言うなやっ…! と、とりあえず精一杯やってみるわっ!」

 リンクが1位でやってきたレオンからバトンを受け取り、走り出す。
 皆に褒められながら、レオンはリンクに顔を向けた。

「だ、大丈夫かな、リンクっ……」

「きっと大丈夫だぞー」と、ミーナが笑った。「キラが今、策を実行するのだっ♪」

 策?

 と、リュウとレオン、グレルがぱちぱちと瞬きをしたときのこと。

「あっ、ほら!」と、ミーナがとある方向を差した。「キラが来たぞっ!」

「おお」

 と、声を高くするリュウとグレル。

 が、レオンは狼狽した。

「おお、じゃないよ!! なっ、何してんのキラ!?」

「リンクを危機に陥れて、足を速くしようっていう策だぞ。さっすがキラだな♪」

 と、笑うミーナ。

   そのキラの用意した作戦とは――。

「リーンク♪」

 走っているときに背後からキラの声が聞こえ、リンクは眉を寄せて振り返った。
 途端にリンクの目が見開かれる。

「――ぎっ、ぎゃああああああああああああああああ!!」

 リンクは顔面蒼白して絶叫した。
 そりゃもう、驚倒した。
 キラが巨大なトラに乗って、追いかけてきているものだから。

「おっ、おま!! なっ、何してんねん!! 何やそのトラはーーーーーーーー!?」

「猫友達だ♪ 協力してもらって、策の実行中ぞ♪」

「策ぅ!?」

「人間、危機に遭遇すると己の限界を超えるのだ♪」

「おっ、おま……!! ふざけん――」

「ほーらほらほら、もっと速く逃げないと噛まれるぞーっ♪」

「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」

 リンクの走る速度が上がる。

 マッハで逃げて逃げて逃げまくる。

 トラって……!
 トラってトラってトラって、オイ!!
 ふざけんなこのバカ猫!!
 死ぬ!!
 死ぬ死ぬ死ぬ!!
 死ぬうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
 助けてえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええぇぇぇ!!!

 葉月ギルド長の笑い声がスピーカーから響く。

「あーーーっはっはっはっ! すごいぞ、リンク! 1位の犬組と争ってるぞ、おまえ! 大丈夫だ、失格にしないから安心しろ! あーーーっはっはっはっ!」

「笑ってんなオッサン!!」

「本当にすごいぞー、リンク」と、キラが声を高くした。「このままだと1位の犬とほぼ同時に、リュウにバトン渡せるぞ! さすが私、策は成功だな♪ 見事にリンクが己の限界を超えたぞ♪ あはは」

「あはは、やないわーーーーーーーーーっ!!!」

 リンクは必死に逃げた。
 リュウが待っているところへと。

「リュウ!! リュウーーーーーーーーーーーっ!!!」

「よくやったキラ(とリンク)!! あとは俺に任せろっ!!」

 リュウの手にバトンが渡った。
 同時に、ゲールの手にもバトンが渡った。

 猫組からも犬組からも大声援が巻き起こる。

「よっしゃ、行っくぜえええぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 リュウの気合全快!

 マッハで走って走って走りまくる。

 この俺がさらに犬組と差をつけてやる!
 ていうか、ゲールなんかにキラは貸さねえ!
 誰にもキラは貸さねえ!
 俺のキラを貸せるかボケ!

 それから……!
 媚薬が俺を待っているんだ!!

 え? 何?
 頑張ってるのはそれが一番の理由だろ?

   だってオイ!
 聞いたか!?
 ちゃんと聞いてたか!?
 超・強力媚薬だぞ!?
 超・強力なんだぞ!?
 キラが俺を求めて乱れるんだぞ!?
 なんっっって、俺のケダモノ心を駆り立てる代物なんだ!!

 あぁ…キラが俺を……(想像中)
 たっ、たまんねぇーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!

 リュウ、速度アップ。

「おおおおお!!」葉月ギルド長が立ち上がって実況する。「我らが葉月島代表、超一流ハンター・リュウ!! トラックを一周したところでさらに加速し出しました!! これは速い!! が、驚くことに犬組アンカーは着いて来ます!! 離れません!!」

 キラは目を丸くした。

「なあ、ミーナ」

「なんだ、キラ」

「リュウと一緒に走っている優男、一体誰なのだ。人間なのに、リュウと互角の速さで走っているぞ」

「おお、言うのを忘れておったぞ。あの男は――」

 ミーナの声を遮るように、今まで静かに座っていた文月ギルド長が立ち上がってマイクを握った。

「行け!! 行くんだ、我らが文月島代表、超一流ハンター・ゲール!!」

「――なっ」キラ、驚倒。「何ィ!? ゲール、だとぅ!? あっ、あれがか!? あのなかなかの良い男がか!?」

 ミーナが頷いて言う。

「わたしたちも最初は驚いたぞ」

「あやつ、何で変態やっているのだ!?」

「生まれつき持っているものは変えられないんだそうだぞ。それにしても」と、ミーナがリュウとゲールに顔を向けた。「本当に離れないな、ゲールは」

「!? い、いかん!! 応援しなければ!!」キラは精一杯声をあげた。「リュウ!! がんばるのだ!! リュウ、負けるなぁーーーーーーーーーっ!!」

 葉月ギルド長、文月ギルド長と、交互に実況をする。

「これはすごい!! すごいですハンター・ゲール!! まさかリュウの足に追いつける人物がいたとは、何とも信じがたい現実です!!」

「驚き、桃の木、山椒の木ーーーっ!! まさかあのゲールと張り合える俊足とは!! さすがはハンター・リュウ!! 只者じゃありません!!」

 驚倒している葉月ギルド長と、文月ギルド長。
 それに、猫組と犬組。

 でも一番驚いているのは、争っている当の本人たちである。

「お、おい! ゲール! おまえ、何で追いついてこれるんだよ!?」

「…ハンター・リュウこそ、どうしてそんなに俊足なんだい…!?」

「当たり前だ! 媚薬が掛かってんだ!」

「…私だって、血まみれという快楽が待っているのだよ…!」

「この、ド変態がっ!!」

「…そういう君は、呆れるケダモノだ…!!」

「うるせえ!! 負けねーぞ!!」

「…私だって譲れない…!!」

「この俺のケダモノ心と!!」

「…この私の変態心…!!」

 どっちが上か、勝負だ!!

 ギルド長たちの実況がますます熱くなる。

「おお!? 我らがリュウ、さらに加速!! 一歩前に出たぁーーーっ!!」

「いや!! 我らがゲールが一歩前だーーーっ!!」

「お!? またリュウが抜かしたぞ!!」

「ん!? 違う、ゲールだ!!」

「ま、またリュウだ!!」

「ま、またゲールだ!!」

「リュウだ!!」

「ゲールだ!!」

「リュウ!!!」

「ゲール!!!」

 リュウが一歩前へ進んでは、ゲールが追いつき。
 ゲールが一歩前へ進んでは、リュウが追いつく。

 大接戦で、大声援。
 もう少しでゴールだ。

 キラはゴールの少し手前、コース脇で必死にリュウを応援していた。

「リュウ!! がんばるのだ!! リュウーーーーーーーーっ!!!」

 キラの脇に並び、リンクとミーナ、グレル、レオンも声を張り上げる。

「勝つんや、リュウーーーーーーーーっ!!!」

「もう少しだ!! リュウ、勝つのだーーーーーーーーっ!!!」

「行け行けリューーーーウっ♪」

「リュウ、がんばれぇーーーーーっ!!!」

 ゴールまであと100m。
 リュウとゲールは並んで走ってくる。

 どっちだ!
 どっちが1位だ!

 そこにいる全ての者の視線が、リュウとゲールに集まる。

 どっちだ!
 葉月島代表、超一流ハンター・リュウか!?
 文月島代表、超一流ハンター・ゲールか!?
 どっちだ!

 全ての者が、息を呑んだ。

   勝利は、どっちの手に――!?

「――我らが葉月島代表、超一流ハンター・リュウ!! ゴーーーーーーーーール!!!」

 葉月ギルド長が声を裏返して絶叫した、次の瞬間。

「ふっ…、ふぎゃああああああああああああああああああ!!!」

 キラの叫び声が辺りに響き渡った。

「キラ!?」ガッツポーズを作って喜ぼうとしたリュウは、驚いて振り返る。「――なっ、何してんだてめえ!!」

 リュウはさらに驚倒した。
 ゴール手前、急にゲールの姿が傍らからなくなったと思ったら、コースから逸れてキラを押し倒している。

「…ハァハァ…! …キ、キラ…、ど、どうしたんだい…!? …どうしたんだい、この血まみれの服は…!? …返り血を浴びたのかい…!? …そ、そうなんだね…!? …ああぁぁぁ、私の返り血も浴びてくれぇぇえぇぇぇ…!!」

「リュウっ!! リュウーーーーーーーっ!!」

 泣き叫ぶキラをリュウが慌てて助け、リンクたちは興奮しているゲールを慌てて押さえつける。
 呆然として見ていたハンターたちも駆けつけ、運動会を一時中断するほどの大騒ぎとなった。

 リュウの大健闘により、再び猫組に大きく得点が入る。
 というわけで、只今の得点は。
 猫組679点、犬組540点。
 猫組、大きくリード!

 葉月島ハンター&猫モンスターVS文月島ハンター&犬モンスター運動会IN葉月島葉月町葉月小学校。
 次回、決着――。
 
 
 
 
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