最終話 『親父を超えること!』


 シュウ一同が毎年夏にやって来る無人島。
 リュウが昔、シュウが生まれる前に買った島。

 12月末。
 その砂浜の上、シュウとリュウは10mほど距離を空けて向き合っていた。
 顔を見せたばかりの朝日が、2人の横顔を照らしている。
 2人の黒髪を靡かせる微風は、凍るように冷たい。

 リュウの顔を見つめながら、動悸を感じるシュウ。
 その威圧感にトーナメントバトルのときは一瞬怯んだものだが、現在のシュウにそれはもうない。

 あのとき、シュウは父親のリュウから聞きたかった言葉がある。
 言われたかった言葉がある。

 それは、

『強くなった』

 たったその一言。

 そう、褒められたい。
 そう、認められたい。

 他の誰からでもない、最強の男――父親のリュウから。
 その言葉を聞くためには、目標である『親父を超えること!』を達成するしかない。

 剣の柄(つか)に手を持って行ったシュウ。

(だからオレは、今……、親父を超える――!)

 リュウを真っ直ぐに見つめながら抜刀し、そして構えた。

 それを見、続いて抜刀したリュウ。
 トーナメントバトルのときと同様に、悠然とした様子で言う。

「来い」

 シュウは雄叫びをあげると共に、リュウに飛び掛った。

 辺りにキンキンと響き始めた金属音。

 トーナメントバトル以来、シュウは修行時間を増やした。
 おかげであのときよりもリュウの剣がさらによく見える。
 リュウの怪力に度々飛ばされそうになるものの、何とか踏ん張って堪えられる。

 そして、リュウと刃を交えてからほんの10分後のこと。

「――あっ…!」

 リュウの頬に赤い線が出来たのを見て、目を丸くしたシュウ。
 その一瞬の隙に砂浜から島の中央の方へと向かって吹っ飛ばされ、木々を突き抜けて行きながら確信した。

(行ける――!)

 トーナメントバトルのときは、やっとの思いでリュウに一撃を与えた。
 それが、今はそれほど難なくリュウに刃を当てられた。

(オレ、行ける! 親父を超えられる!)

 十数本の木を折り、ようやく止まったシュウ。
 込み上げてきた自信に笑みながら、砂浜の方へと顔を向けた。

 そこに立っているリュウが軽く剣を振るった。
 起きた風の刃が、島の木々を切り倒していく。

 周りを囲んでいた木々が無くなり、露わになったシュウの姿。
 そこへと向かって、リュウは悠々として歩いてくる。

(5秒だ、5秒。5秒親父にくっ付いていられれば、オレは親父を超えられるんだ…!)

 剣を構え直したシュウに襲ってきた炎。
 シュウはそれを剣を縦に振るって真っ二つにすると、リュウに向かって再び飛び掛って行った。

 再び金属音を響かせながら、シュウは考える。

(それほど難なく親父に一撃与えられたんだから、何かあるはずだ! 親父に5秒くっ付いていられる方法がっ…!)

 5秒。
 破滅の呪文を全て唱え終わるまでに掛かる時間。

 ちょっとでも距離があろうものならば、リュウを倒すことは出来ない。
 刃を交えているときの距離は充分な近さであるが、リュウの目の前で5秒のもの間呪文を唱えてバレないわけがない。
 瞬時に異変を感じたリュウに逃げられて終わるだろう。

 そのうち機会があるかも、とも一瞬思ったがリュウがそんな隙を見せるわけがない。

(何かあるはずだ…! 親父に5秒くっ付いていられる方法っ……!)

 必死に考えるが、それが中々思いつかない。

 シュウの剣は、リュウの身体を傷付ける。

 だがリュウの剣は、その倍以上シュウの身体を傷付ける。
 加えて、魔法も襲ってくる。

 炎に炙られ、激しい落雷に身体を貫かれ、鋭い氷の結晶を雨のように浴び、召喚された隕石が圧し掛かってきて地に這いつくばる。
 このままでは結局、破滅の呪文を唱える前に終わってしまいそうだ。

(何かあるはずだ、何か…! 親父に5秒くっ付いていられる方法がっ……!)

 必死になって考えるのに、思いついてくれない自分の頭をシュウは憎む。
 隕石に押しつぶされ、意識が遠退いて行きそうになる。

「…ちっ…くしょうっ……!!」

 10mほど先に立っているリュウを見つめる。
 霞んで見えたが、それでも分かった。

 相変わらず悠然として立っているリュウ。

 はっきり見えなくとも、シュウは改めて感じる。
 改めて確信する。

(オレの親父は、最強の男だ)

 物心付いたときから、誰よりも強い父親が憧れだった。
 大切な家族や仲間を守る姿は、とても格好良く見えた。
 多くの人々の命を預かっていると言っても過言ではないその様を、心から尊敬した。

 そんなこと照れ臭くて口に出して言ったことはないが、自分もそうなりたいと思った。

 だからその大きな背を必死に追いかけてきた。
 超えることをずっと目標としてきた。

 そして、その口から言われたい言葉があった。

(『強くなった』って)

 たった1度でいい。
 父親・リュウから――最強の男から言われたい。

 他の誰でもなく、その口から聞きたい。

 褒められたい。

 認められたい。

 たった一言『強くなった』と。

(そのために、オレは……!)

 シュウの中、遠退きそうだった意識が戻る。
 霞んでいたリュウの姿は、シュウの瞳にはっきりと映る。

「親父を超えるんだっ!!」

 そう絶叫するなり、地に手の爪を立てたシュウ。
 必死にもがき、隕石の下から這い出て行く。

 それを見たリュウ。

(そうだ、来い…、シュウ)

 と心の中で微笑んだが、同時に不審に思う。

(しかしおまえ、何故魔法を使わねえ…?)

 隕石なんて、風魔法でも使って吹き飛ばせばいいだけのことだった。

 シュウが立ち上がり、剣を構えてリュウに飛び掛る。
 再び刃を交えながら、リュウはシュウを見つめた。

 必死に剣を振るっている。
 このリュウを超えようと、必死になって振るっている。

(おまえ、剣術だけで俺を超える気か)

 そう思えるくらいに。

(バカじゃねーの)

 と心の中突っ込んだリュウだったが、さらに不振に思って眉を寄せた。
 シュウだってそんなに甘くないことくらい、分かっているはずなのだ。

 鍔迫り合いになったシュウとリュウの剣。
 リュウが力を込めて剣を振り切る。

 飛ばされたシュウが足を踏ん張らせて砂埃を立てるのを見つめながら、リュウは口を開いた。

「シュウおまえ、何考えてんだ」

 息を切らしているシュウ。
 リュウの言葉が聞こえているのか聞こえていないのか、ただ真っ直ぐにリュウを見つめていた。

 その頭の中は、

(親父に5秒くっ付いていられる方法っ…!)

 そればかり考えていた。
 返答のないシュウに向かって、リュウが剣を振るう。

「おい、シュウ」

 飛んできた風の刃をシュウが避けると、それは砂浜を通り、海を割って一本の道を作った。

「何考えてんのかって訊いてんだ、俺は」

 シュウが短く笑う。

「何考えてんのかなんて、戦ってる相手に教えられるかよ」

「…ま、そうだな」

 そう言い、シュウに続いて短く笑ったリュウ。

(隠してるソレで、今までで一番最高の誕生日プレゼントをくれる気か? シュウ)

 今日はリュウ40歳の誕生日。
 リュウの夢は『シュウを俺に継ぐ超一流ハンターにすること』。

 それはシュウがリュウに『強くなった』と言われると同時に、叶う夢だった。

(親父に5秒くっ付いていられる方法っ…!)

 リュウを見つめ、シュウはそれを考える。
 しかし、やはりこれだと言うものが見つからない。
 そんな中、リュウが剣を構えて向かってくる。

 突きの構えだ。
 それを打ち落とそう構えたときのこと。

 シュウは、はっと思いついた。

(そうだ――!)

 途端、剣を投げ捨てる。

 次の瞬間、リュウの顔が驚愕した。

「――なっ…!」

 己の手元に目を落とすリュウ。
 シュウが俯いて咳き込み、手に生温かい液体が掛かる。
 真っ赤な鮮血だ。

「何してんだ、てめえっ……!!」

 リュウの剣は、刀身と柄の間に挟まれている鍔の部分まで、シュウの腹を突き刺していた。
 シュウは避けるものと確信していたリュウは、衝撃のあまり呆然としてしまう。

 そんなリュウの身体に、シュウの腕がしがみ付く。

「へへっ…」リュウの耳元、シュウの笑い声が聞こえた。「やっとくっ付けたぜ……!」

「あ…? おまえ、何考えて――」

 先ほどと同じ疑問を再び投げかけようとしたとき、リュウは言葉を切った。
 シュウが何か呟いている。

 それに耳を傾けて聞き取った瞬間、ぞくっとリュウの背筋に走った恐怖。
 何を呟いているのか察した。

(――破滅の呪文っ……!)

 シュウの身体から慌てて剣を抜いたリュウ。

「こっの、バカがっ……!!」

 そう言った次の瞬間、シュウと共に大爆発に包まれた――。
 
 
 
 シュウの破滅の呪文の威力は、キラのそれにはどうあがいても敵わない。

 だが、全身全霊を込めたそれは、島の木々を吹き飛ばし。
 島の岩石を吹き飛ばし。
 仕舞いには島そのものを吹き飛ばした。
 無人島だからこの程度で済んだものの、葉月島本土で唱えていたら多くの犠牲者は免れなかっただろう。  リュウの身体を襲う、味わったことのないほどの衝撃。
 頭や手足が胴体から吹っ飛んで行きそうだった。
 瞼には三途の川らしきものがちらつく。

 リュウほどではないものの、それは破滅の呪文を唱えたシュウにも襲い掛かる。

(これでオレは親父を超えたっ…!)

 爆発の衝撃の中、それを確信したシュウ。

(だから…、だから親父っ…、今度こそオレのこと『強くなった』って、褒めてくれよ…! 認めてくれよ……!)

 そう願った。
 そして身体が優しい光に包まれたのを感じた瞬間、気を失った。
 
 
 
 目を覚ましたシュウの視界に最初に入ったのは、冬の空と太陽。

 陽の光に片方の瞼を閉じ、むせ込こんだシュウ。
 上半身を起こし、口の中に入った塩辛い海水と砂を吐き出した。

 そのあと、己の下半身に目を向ける。
 脚の厚みの半分が海水に浸されていた。

「あれ……?」

 と、辺りを見渡して仰天する。
 さっきまではあったはずの木々も岩石も、どこにも見当たらない。

 それどころか、

「しっ…島がねええぇぇえぇぇええぇぇえぇぇぇえぇぇえぇぇぇええぇぇえぇぇぇっ!!」

 絶叫しながら立ち上がり、さらに辺りを隈なく見渡すシュウ。
 探した。

(親父はっ……!?)

 リュウの姿を。
 そしてそれを遠くに見つけて息を飲む。

「――親父っ……!!」

 シュウが気を失ったあと、破滅の呪文の爆風に飛ばされたリュウの身体。

 それは、シュウがいるところから30mほど離れたところにあった。
 シュウと同様に身体の半分を海水に浸された状態で、仰向けに倒れている。

 呼吸はしているものの、瞼を閉じたまま動きそうにない。
 どうやら気を失っているようだ。

 それを見て、シュウの目が見開いていく。

「…や…やった……!」

 と、さらに瞳が輝き、

「やった、オレっ…! やった……!」

 笑顔が溢れ、

「やった!! やったんだ、オレっ!! ついに親父を超えたんだっ!!」

 太陽に向かって両腕でガッツポーズをし、

「イヤッホォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォイっ!!」

 と空高くに舞い上がった。

「ヘイヘイ♪ イェイイェイ♪ ヘイヘイ♪ イェイイェイ♪」

 腕を振り振り、腰を振り振り、ぐるぐると回転し、踊り狂うシュウ。
 三三七拍子のリズムに合わせて手を叩く。

「超・え・たっ♪ 超・え・たっ♪ オ・ヤ・ジ・を・超・え・たっ♪ ヘイっ!」

 その後方。
 ぴくりと動いた影。

「超・え・たっ♪ 超・え・たっ♪ オ・ヤ・ジ・を・超・え・たっ♪ ヘイ、皆さんもういっちょおーっ!」

 それはむくりと起き上がり。

「超・え・たっ♪ 超・え・たっ♪ オ・ヤ・ジ・を・超・え・たっ♪ いよっ!」

 海を赤く染めていきながら、ゆらりゆらりとシュウへと向かって歩いて行き。

「超・え・たっ♪ 超・え・たっ♪ オ・ヤ・ジ・を・超・え・たっ♪ いよっ、オレ最強ーーーっ!!」

 シュウの背後で立ち止まり。
 そして振り上げられた拳は、

「なーんて言ってみちゃったりして、オーレっ♪ はーっはっはっはっ! ――って、ん…? 何かすげー殺気……?」

 シュウが気配を感じて振り返り、

「――!!?」

 顔面蒼白し、

「ぎっ…ぎゃあぁぁああぁぁああぁぁああぁぁああぁぁああぁぁああぁぁあぁあああぁぁああぁぁああぁぁあぁぁああぁぁああぁぁぁあぁぁぁああぁぁああぁぁあぁぁあぁぁああっ!!」

 断末魔のように絶叫したその頭に、思いっきり炸裂した。

 ズゴガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンっ!!

 と、約18年間生きてきた中で、一番強烈なリュウのゲンコツを食らったシュウ。

 顔面から海水の中に突っ込み。
 崩れた無人島の表面にめり込み。
 そのまま突進して、

 ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴっ!!

 と、100mほどの深い穴を作り。

(――バケモノにも、程がアルヨ)

 K.O。

「こんの、バカがっ!!」

 と全身から流血しながら、怒声をあげたリュウ。
 浮いてこないシュウを助けに向かって地上まで引き上げ、治癒魔法を掛けてやる。

「誰が破滅の呪文を使えと言いやがった!!」

 リュウの怒声が辺りに響く。
 シュウはそれをむせ込んで聞きながら、呆然としてしまう。
 リュウを倒したものだとばかり思っていたから。

「万全な状態で唱えたならまだしも、んな傷だらけの状態で破滅の呪文唱えたら危ねえってことが分かんねーのかおまえは!! 俺が治癒魔法掛けてやらなかったら、おまえ今頃あの世だぜ!!」  そういえば破滅の呪文を唱えた後の己の身体は軽傷で済んでいたと、シュウは思い出す。

(そうか…、オレが気を失う前、オレの身体を包んだ優しい光は親父の治癒魔法……)

 突然リュウがふらりとよろけ、シュウは慌てて支えた。

「お、親父っ…! な、何してんだよ、早く治癒魔法掛けろよっ……」

 と言ったシュウの頭に、再びリュウのゲンコツ。

「おまえの治癒のせいで力使い果たしちまったんだろうが!」

「ご、ごめん…」

 と言ってリュウに治癒魔法を掛けようとしたシュウだったが、同様に使えなかった。
 破滅の呪文に全身全霊の力を込めたから。

(それなのに、親父を超えられなかった)

 リュウの腕を肩に回し、その身体を支える。

 リュウが言う。

「そろそろキラたちがケリー連れて治癒に来るだろ。待ってようぜ」

「うん…」

 と笑顔を作って相槌を打ったシュウ。
 心の中ではまるで笑える状態じゃなかった。

「おい、シュウ。おまえの剣術、まだまだ甘いな。察するに、魔力も俺の半分程度か」

「…うん……」

 とまた笑顔を作ったあと、俯いたシュウ。

(親父を超えられなかった…。オレ、破滅の呪文まで使ったのに……)

 笑顔が消えた。

(バカみてえ。バカみてえ、バカみてえ、バカみてえ…。結局オレじゃ、親父を超えられねーんだ……)

 そう、己の力に絶望した。

 リュウが続ける。

「でもま……、サンキュ」

「……?」

 何のことかと首をかしげたシュウだったが、考えようとはしなかった。
 今はもう、何も考えられる状態じゃない。

 絶望のあまり、返事すらすることが出来ない。

 その傍らで、リュウは続ける。

「今までの中で、最高の誕生日プレゼントだったぜ」

「…え……?」

 と、シュウが顔を上げると、そこにはリュウの横顔。
 それは、ふと微笑んだ。

 そして、その口は満足そうに言う。

「シュウ、おまえ……、強くなったな」

「――えっ……?」

 耳を疑うシュウ。
 鳩が豆鉄砲を食らったようなその顔を見つめながら、リュウの口はもう一度言う。

「おまえ、強くなった」

「――」

 シュウの頭の中に木霊する。
 リュウの声。

 強くなった。
 強くなった。
 強くなった。

 それはずっと求めていた言葉。

 聞きたかった言葉。
 言われたかった言葉。

 他の誰からでもない、最強の男――父親・リュウから。

(――オレ、聞いた)

 己の中、張り詰めていたものが切れたシュウ。
 突然、目頭に熱いものが込み上げてきた。

(たしかに、言われた)

 見つめていたリュウの顔がぼやけ、

(親父から『強くなった』って)

 頬を涙が滝のように伝っていく。

「おまえは剣術と、俺から受け継いだ力だけで俺を超えてみろ。時間は掛かるかもしれねーが、おまえはいつかそれを達成することの出来る力を持ってんだ」

 頷き、俯いたシュウ。

(オレ、親父に褒められたんだ……!)

 リュウの優しい手を頭に感じながら、大きな声をあげて泣いた。
 小さな子供のように泣きじゃくった。

(オレ、やっとやっと、親父に認められたんだ……!)

 そこへ瞬間移動で現れたシュウとリュウの大切な家族や仲間たち、治癒にやって来たケリー。
 足が海水に浸かったものだから驚いて短く声をあげたあと、2人を見つめるなり困惑した。

 立っているのもやっとであろう重傷のリュウ。
 俯いて、一体何事かというほど泣いているシュウ。

 シュウはリュウを超えたのか、超えられなかったのか。
 一体どっちなのかと、一同はシュウとリュウの顔を交互に見る。

 そしてリュウと目が合ったキラ。
 リュウの表情を見て、微笑んだ。

 キラの優しい声は問う。

「おまえのこれからの目標は何だ、シュウ?」

 問われたシュウが、腕で涙を拭った。
 そして短く笑った。

「そんなの、決まってんだろ」

 そう言って。
 顔を上げて微笑み、答えをはっきりと口にする。

 父親は、最強人間でなお且つ最強の男・リュウ。
 母親は、最強モンスターで絶世の美女であるブラックキャット・キラ。

 その間に生まれた、二男七女の長男+夫で伯父のシュウ。

 彼の目標はこれからも、

「『親父を超えること!』」
 
 
 
 
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